1.はじめに

 日本医療マネジメント学会は、クリティカルパスの普及と医療のIT化を目的として、医療機関が利用しているクリティカルパスをWeb上に公開し、多くの医療者や患者(一般市民)が閲覧・利用できるシステムを構築し、平成15年1月より、「クリティカルパス・ライブラリー」として、公開しています。
 既に「クリティカルパス・ライブラリー」の運用は20年を経過し、多くの医療者や患者(一般市民)が閲覧・利用し、情報を共有することで患者の理解と安心、医療の質の向上に、大きく寄与しています。 良質な医療を安全に効率的に提供するため、クリティカルパスの利用がさらに重要になっております。
 今後も我が国の医療の質の向上に貢献できるよう「クリティカルパス・ライブラリー」の充実に努めて参りたいと考えております。

 つきましては、「クリティカルパス・ライブラリー」の充実を図るため、クリティカルパスの登録にご協力いただくとともに、「クリティカルパス・ライブラリー」に対するご意見・ご要望等も下記宛、お聞かせ下さいますよう、お願いいたします。

宛先:office@jhm.or.jp
 
 なお、クリティカルパスの登録申請方法につきましては、「4.クリティカルパス・ライブラリーの登録申請について」を参照して下さい
 

2.事業概要

 クリティカルパスは診療計画・実施プロセスの標準化により、医療の質の向上、効率化、医療安全対策、インフォームドコンセント等に寄与するものとして、その利用が大変活発になっています。 また、最近では医療機関連携のための地域連携クリティカルパスも注目されてきました。
 一般的にクリティカルパスはそれぞれの医療機関で作成し、活用していることから医療機関の固有のものとなっています。 しかしながら、利用実績があり、効果も確認されている、優れたクリティカルパスについては、多くの医療者や患者(一般市民)で共有することができれば、我が国の医療により一層寄与すると期待されます。
 また、医療機関では、電子カルテの普及、DPC/PDPS(Diagnosis Procedure Combination/Per-Diem Payment System)の実施、レセプトのオンライン請求等、医療のIT化も加速されています。これに伴い、クリティカルパスも電子データとして作成するのが、利便性の高いものとなってきました。
 本事業の目的は、医療のIT化が進展する中、電子データとしてのクリティカルパスを多くの医療者や患者(一般市民)が共有することにより、医療の質の向上と医療のIT化の推進に寄与することです。

(1)本事業は日本医療マネジメント学会が厚生労働省等、関係各位のご指導のもとに実施しているものです。
(2)公開中のクリティカルパスは、医療機関から登録申請があったものに対し、「4.(1)登録基準」に基づき、「3.クリティカルパス情報交換委員会」で公開の採否について審査を行ったものです。
(3)公開中のクリティカルパスは、登録医療機関で利用実績があり、効果も確認されているものです。
(4)公開中のクリティカルパスは、誰でも無料で閲覧・利用することができます。閲覧は「5.クリティカルパスの閲覧(ダウンロード)手順」を参照して下さい。
(5)登録申請方法につきましては、「4.(3)登録申請の手順」を参照して下さい。
(6)クリティカルパスを作成するための「標準クリティカルパス作成ソフト」も公開していますのでご利用下さい。本ソフトの著作権は国立病院機構熊本医療センターにあります。従って、商用に利用する場合は、必ず国立病院機構熊本医療センターの承諾を得て下さい。

 

3.クリティカルパス情報交換委員会名簿(五十音順 ◎:委員長 ○:委員長代理) 令和5年6月現在

  池田 俊也 国際医療福祉大学医学部 副学部長
  伊藤 淳二 栃木県医師会塩原温泉病院 副院長
  垣田 清人 京都大原記念病院 院長
  片渕 茂 医療法人朝日野会 朝日野総合病院 院長補佐
  勝尾 信一 特定医療法人千寿会つくし野病院 名誉院長
  小林 美亜 国立大学法人山梨大学大学院総合研究部医学域臨床医学系(附属病院 病院経営管理部) 特任教授 
  杉 和洋  国立病院機構熊本医療センター 消化器内科 特別診療役
  坂本 すが 東京医療保健大学 副学長
  津村 宏 東京医療保健大学 名誉教授
野村 一俊 医療法人朝日野会 朝日野総合病院 名誉院長
  藤 也寸志 遠賀中間医師会おんが病院 がんケアセンター センター長
  藤本 俊一郎 医療法人社団重仁まるがめ医療センター 名誉院長
  松島 照彦 実践女子大学 名誉教授
宮崎 久義 特定非営利活動法人 日本医療マネジメント学会 理事長
  武藤 正樹 社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院グループ 理事
  村岡 修子 NTT東日本関東病院 看護部
  安浪 小夜子 特定非営利活動法人 日本医療マネジメント学会 監事

4.クリティカルパスの登録について

(1)登録基準

 「クリティカルパス・ライブラリー」への登録・公開にあたっては、下記の登録基準に基づき、「3.クリティカルパス情報交換委員会」で審査をさせていただきます。

 1)登録申請用のクリティカルパスは「医療者用」と「患者用」の2種類を有する。
 2)標準様式に大きく外れていない。
 医療者用の標準様式に含む項目は以下のとおりとする。 なお、患者用については医療者用に準じるが、イラスト等を利用し、患者が理解しやすいように工夫する。
@医療機関名
地域の複数の医療機関で運用している地域連携クリティカルパスについては、運用組織名または代表医療機関名を明記する。
Aクリティカルパス名
地域連携クリティカルパスについては、その旨がわかるよう明記する。
B医療者用か患者用かの区別の明記
C時系列の経過
D達成目標
E治療・処置・薬剤・リハビリ
F検査
G安静度(活動)
H栄養(食事)
I清潔
J排泄
K教育・指導(栄養・服薬)・説明
L署名
Mバリアンス
N作成年月と最新改訂年月
上記以外、登録申請する医療機関で使用されている項目の追加は可能である。
 3)5例以上の使用経験と定期的な見直しが行われ、その効果が確認されている。
 4)適用基準(除外基準)がある場合は、その内容が明記されている。
 5)医療機関として、多職種が参加しているクリティカルパス委員会を有し、委員会は定期的に開催されている。
地域連携クリティカルパスについては、それぞれの連携医療機関で退院時患者情報または患者経過情報を共有できる様式を備えている。また、連携医療機関で地域連携クリティカルパスの検討委員会を有し、委員会は定期的に開催されている。
 6)医療機関名、連絡窓口担当者が明記されている。

(2)登録申請についての留意事項

 登録申請にあたっては、下記の事項を予めご了承いただくものといたします。
           
 1)公開したクリティカルパスは、多くの医療者や患者(一般市民)が無料でダウンロードし、自由に利用できる。
 2)公開したクリティカルパスの著作権は登録医療機関にあるものとする。従って、商用のためクリティカルパスをダウンロードし、印刷物等にする場合は必ず登録医療機関の承諾を得る。
 3)公開したクリティカルパスは、登録医療機関で利用実績があり、効果も確認されているが、他の医療機関が実際に適用する場合には、事前に十分な検討を行うものとする。公開したクリティカルパスを適用し、不都合が発生した場合でも登録医療機関、日本医療マネジメント学会、「クリティカルパス情報交換委員会」では一切責任を負わない。
 4)第三者により意匠登録がされているイラスト等を使用したクリティカルパスを「クリティカルパス・ライブラリー」に公開したことによる著作権等の侵害については、日本医療マネジメント学会、「クリティカルパス情報交換委員会」では一切責任を負わない。
 5)日本医療マネジメント学会、「クリティカルパス情報交換委員会」では公開した個々のクリティカルパスの内容についての、問い合わせ対応は行わない。
 6)登録医療機関は、公開したクリティカルパスに改訂があった場合は、登録申請先(日本医療マネジメント学会)に連絡する。連絡がない場合は委員会の判断で掲載を中止する場合がある。また、諸般の事情により、予告無く、「クリティカルパス・ライブラリー」の運用を中止する場合がある。

(3)登録申請の手順

 1)下記の手順で登録申請して下さい。

@登録申請者は医療機関の管理者・責任者(病院長等)として下さい。
地域の複数の医療機関で運用している地域連携クリティカルパスについては、運用組織名または代表医療機関名を明記して下さい。
A登録申請書(Wordのファイル)をダウンロードのうえ、必要な事項を記載し、電子データとして作成したクリティカルパス(医療者用、患者用)とともに、下記宛、e-mailにて送付して下さい。なお、データ量が多い等、e-mailでの送付が困難な場合は、下記宛、e-mailにてご相談下さい。
メールの添付文書として送付いただく場合は安全性確保のため添付文書のパスワード設定を推奨いたします。

クリティカルパス登録申請先:office@jhm.or.jp

 2)上記送付先で受付後、登録申請を受付たことを、連絡窓口担当者様にe-mailでお知らせいたします。
 3)公開の採否につきましては、「4.(1)登録基準」に基づいて、「3.クリティカルパス情報交換委員会」で審査をさせていただきます。
審査結果によっては、修正等をお願いする場合があります。
 4)公開の採否の結果はe-mailで、連絡窓口担当者様に、お知らせいたします。
 5)公開となったクリティカルパスは医療者用と患者用ともに公開いたします。
 6)公開内容は、クリティカルパス、医療機関名のみといたします(別紙登録申請書の◎印のついた項目は「クリティカルパス・ライブラリー」に公開いたします)。

 

 

5.クリティカルパスの閲覧(ダウンロード)手順

 ダウンロードの画面では医療機関の各種のクリティカルパス(医療者用、患者用)の一覧が表示されています。必要なクリティカルパスをクリックすれば、誰でも無料で閲覧(ダウンロード)できます。
 ただし、ダウンロード画面の前に簡単なアンケート画面が表示されますので、ご回答下さい。

ダウンロードに進む→ ここをクリック

 

 

6.標準クリティカルパス作成ソフト【2007年8月17日改訂版】の閲覧(ダウンロード)手順

 「標準クリティカルパス作成ソフト(MS-Excel2003テンプレート)」が必要な場合は、無料でダウンロードできますので、ご利用下さい。
 ただし、ダウンロード画面の前に簡単なアンケート画面が表示されますので、ご回答下さい。

ダウンロードに進む→ ここをクリック

 

 

7.電子化クリティカルパスのための作成ソフト【2012年2月1日版】の閲覧(ダウンロード)手順

 「電子化クリティカルパスのための作成ソフト」が無料でダウンロードできますので、ご利用下さい。
 ただし、ダウンロード画面の前に簡単なアンケート画面が表示されますので、ご回答下さい。

ダウンロードに進む→ ここをクリック

 

 

8.お問い合わせ先

 本事業及び公開中のクリティカルパスに関する問い合わせは、下記宛お願いいたします。
 また、「クリティカルパス・ライブラリー」に対する・ご意見・ご要望等についても、下記宛にお聞かせ下さいますよう、お願いいたします。